伊東市議会は17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい生活を強いられている市民への支援を求める各会派の要望に耳を傾けるよう小野達也市長に求めた。佐山正議長、中島弘道副議長、宮崎雅薫議会運営委員長が市役所を訪れ、小野市長に申し入れた。
佐山議長は「議会も全面的に協力する。各会派などの要望に、できる限り応じてほしい」と訴えた。小野市長は「臨時議会を急に招集することがあるかもしれないが、理解してほしい。議会の理解を得た上で対策を進めたい」と応じた。
この日、議会内会派に属さない田久保真紀氏、仲田佳正氏、浅田良弘氏、「清和会」の井戸清司氏、四宮和彦氏、杉本憲也氏、「自民・伊東新時代。」の杉本一彦氏、中島弘道氏、大川勝弘氏が小野市長に要望書を提出した。
田久保氏らは共同で大型連休期間中の観光施設等の営業自粛、保育所休業中の預かり保育実施など4点を求めた。「清和会」の要望活動には鈴木絢子氏も同席した。同会派は感染拡大地域からの来訪自粛、上水道料金無償化、休業事業者への家賃補助など11点を求めた。「自民・伊東新時代。」は伊東マリンタウン内テナントへの自粛要請と休業補償、感染リスクが高い飲食店・事業所の自粛要請と休業補償など4点を求めた。