伊東版 2019年05月29日
■乗客300人を出迎え
日本クルーズ客船が運航する大型豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」(全長183・4メートル、総トン数2万6594トン)が28日、伊東港に初寄港した。神戸港を発着点にした「伊豆・駿河湾クルーズ」の一環。伊東港沖に錨泊(びょうはく)し、乗客がテンダーボートで観光浮桟橋に上陸した。「歓迎!ぱしふぃっくびいなす」などと書かれた横断幕を手にした行政、市内観光関係者らが乗客を笑顔で出迎えた。
船内では歓迎セレモニーが開かれ、小野達也市長や井戸清司議長らが参加。同船ホテルマネジャーの日野出好美さんに花束と記念品を手渡した。小野市長は「寄港をきっかけに関西圏の人にも来てもらえるよう市を挙げておもてなししたい。風が強く心配していたが予定通り、上陸できてうれしく思う」と話し、日野出さんは「今回の寄港に関しては天候の関係で入港ができるかどうか心配していたが、伊東市の皆さんや乗客の熱意が天に伝わり、入港できたと思う。おいしいものがたくさんある伊東を楽しませてもらう」と礼を述べた。
乗客約300人がバスツアーなどで城ケ崎海岸や大室山、修善寺、浄蓮の滝、下田、韮山反射炉を観光した。
【写説】錨泊する大型豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」=伊東港
【写説】日野出ホテルマネジャー(中央右)から記念のレリーフを受け取る小野市長(同左)=伊東港に錨泊する「ぱしふぃっくびいなす」船内