伊東版 2019年05月18日
■按針祭執行委 行事内容など承認
伊東市の「第73回按針祭執行委員会」(会長・小野達也市長)が17日、市役所で開かれ、今夏の按針祭についての執行要領などを審議・承認した。按針ゆかりの4市でつくる「ANJINプロジェクト連絡協議会」のANJINサミットを11月1、2日、伊東市で開催することについても確認した。
協議会は伊東市と大分県臼杵市、神奈川県横須賀市、長崎県平戸市で構成する。サミットと合わせNHK大河ドラマ化の実現に向けた要望活動の実施や按針の偉業を広くPRするため一般にもサミットに来場してもらえるような内容を検討する考えを示した。
按針祭は、伊東市における造船の歴史と英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の事跡にちなんだ市内最大のイベント。8月8日は松川−海上灯籠流し、9日は太鼓合戦、10日は海の花火大会、11日は按針コンサートなどさまざまな行事を繰り広げる。式典は10日午後3時から観光会館ホールで開催する。小野市長は「令和という新しい時代になり、毎年訪れてくれている観光客もわくわくした気持ちで来ていると思う。その期待に応えていきたい。11月には按針サミットもある。今年は伊東が開催地。いろいろな意見を聞きながら盛大に催していきたい」とあいさつした。
■式典に初の手話通訳士 式典部会
伊東市の「第73回按針祭執行委員会」式典部会(佐山正部会長)が17日、市役所で開かれた。按針祭式典を10日午後3時から市観光会館ホールで開催することなどを審議、承認した。
式典は伊東市少年少女合唱団による按針賛歌後、按針ゆかりの英国、オランダ、メキシコなどの国歌を演奏し、各国の駐日大使らが壇上の献花台へ花輪をささげる。今年初めて手話通訳士を起用し、障害者にも配慮した取り組みを行う。
11日は同会館で昨年同様、海上自衛隊横須賀音楽隊と伊東市出身のソプラニスタ・スバルさんによるコンサートを開く。
【写説】按針祭執行委員会であいさつする小野市長=伊東市役所