熱海版 2019年04月01日
■「熱海、伊東楽しんで」
熱海市と伊東市は31日、大型観光宣伝「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」のオープニングイベントをJR熱海駅の新幹線改札前で実施した。両市の観光パンフレット・チラシに入浴剤を添えた500セットを新幹線駅利用者に配り、静岡DC開催(4~6月)と両市の魅力をアピールした。
JR東海、JR東日本の両熱海駅の協力を得た。斉藤栄・熱海市長、小野達也・伊東市長に加え、JR東海の宇田川秀明・熱海駅長、JR東日本の宮原智子・熱海駅長、中島幹雄・熱海市観光協会長と両市職員が法被姿で改札前に並ぶと「静岡DC始まります」「熱海、伊東を楽しんでください」などと声を掛けながら、改札口を出てきた行楽客らに手渡した。
家族で熱海旅行に訪れた東京都葛飾区の入江結月さん(8)はセットの中に入浴剤を見つけ「家でお風呂に入れたい」と笑顔。母親の淳子さん(44)は「お昼ご飯を食べながらパンフレットを見て、行楽の参考にしたい」と話した。
静岡DCに合わせ、両市は「熱海・伊東魅力探検スタンプラリー」を合同で実施する。配布物には同ラリーのチラシを加えた。
■「伊豆クレイル」ようこそ熱海へ 横断幕、手旗で歓迎
「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」のオープニング列車「伊豆クレイル」の運行に合わせて31日、熱海市のJR熱海駅で“お出迎え・お見送り”が行われた。同市、市観光協会、JR東日本熱海駅、ラスカ熱海の関係者と市民ら約100人が横断幕や手旗を手に駅ホームなどに並び、伊豆への来訪を歓迎した。
市職員らは「ようこそ伊豆へ!」と記した静岡DCのロゴマーク入り横断幕を掲げ、もてなしの気持ちをアピールした。同駅の呼び掛けに集まった市民らはホームのほか、普段入ることのできない沿線にも並び、手旗を振った。行楽で熱海を訪れ、歓迎に加わった宇都宮市の男児(6)は「旗を振るのは楽しかった」と満足そうに話した。
同駅の宮原智子駅長は「地元の児童の声によるおもてなし放送も駅構内で始めた。たくさんの人に来てもらえるように、駅でも独自に情報を発信していきたい」、市の担当職員は「オール熱海で静岡DCを盛り上げていきたい」と力を込めた。
【写説】チラシなどのセットを配り静岡DC開幕と熱海、伊東をアピールする両市長ら=JR熱海駅
【写説】横断幕を掲げて伊豆クレイルの出迎えに当たる市や市観光協会の関係者ら=JR熱海駅