伊東版 2019年03月26日
■体験プログラムや観光イベント参加
伊東市は25日、市役所で第7回「いとう創造大賞」の公開プレゼンテーションと最終審査会を開き、最優秀賞を決定した。「若い世代の結婚の希望をかなえる」をテーマに事業計画を募集した本年度の創造大賞に、「もっとふれ愛―結婚促進事業」を提案したサバーソニック&アジロックフェスティバル実行委員会(渡辺将実行委員長)を選んだ。
「もっとふれ愛」は、同市に関わりのある既存のカップルに地域体験プログラムや観光イベント参加などを通じて伊東のことを知ってもらい、結婚にまでつなげようという企画。従来の「婚活イベント」のように出会いの場をつくるのではなく、カップルに結婚した後の伊東での生活に夢を抱いてもらうことに重点を置いた。
市は同日、市役所で公開プレゼンテーションを実施した。2団体の代表が、事業計画案を発表した。プレゼンテーション終了後、審査員を務める外部有識者6人と市職員1人が最終審査会を開き、事業の妥当性や独自性、将来性、提案者の意欲と熱意などを検討して最優秀賞を決めた。
小野達也市長は「どれも実現性の高い、無理のない、ユニークな、参加しやすい提案だった。今回のテーマは今の伊東の大きな課題でもある。皆さんと共に伊東を夢と希望をかなえられる地域に変えていきたいので、ぜひ協力してほしい」と講評の中で述べた。
いとう創造大賞は、提案者自らが企画・実施する事業の計画案を募集し、最優秀の1件に補助金を交付する取り組み。本年度は2団体から三つの事業計画案の応募があった。表彰式は27日に市役所で開かれる。
【写説】事業計画を提案するサバソニ実行委の武智一雄航海長=伊東市役所