伊東版 2019年01月05日
伊東市の伊東芸妓(げいぎ)置屋協同組合(伊東旧見番、三島幸枝理事長)は4日、恒例の年始回りを行った。あでやかな晴れ着姿の芸者衆が市内のホテル・旅館、観光施設など約20カ所を2班に分かれて訪れ、新年のあいさつとともに、これまで以上の愛顧を依頼した。
市役所では、三島理事長が小野達也市長に年賀の品を手渡した後、和やかに歓談した。芸者数やお座敷の減少など、三島理事長は花柳界の置かれた厳しい現状を説明しつつ、芸妓文化、2月に開催する「手習い妓の会」への支援、協力を呼び掛けた。小野市長は理解を示しながら、市内で皆が協力して「魅力ある花柳界にしたい」との考えを述べた。
【写説】年賀の品を小野市長に手渡す三島理事長(左から2人目)=伊東市役所