伊東版 2018年09月14日
■売買契約書類を整理 小野市長「一部経緯は聞き取り」
伊東市は前市長の佃弘巳被告(71)が在任中に取得した公共事業用地の検証と再発防止、適正な土地取得マニュアルを作成するための「土地取得の業務見直し検討委員会」について、近日中にも2回目の委員会を開く見通しを明らかにした。13日の市議会9月定例会の一般質問で、重岡秀子氏の質問に答えた。現在、土地売買契約に関する関係書類の整理や担当者からの聞き取りといった準備を進めているという。
小野達也市長は「第2回委員会に向け、土地売買契約の締結に関係した稟議(りんぎ)など関係書類の整理を行うとともに、保存文書により確認できない一部の土地取得の経緯については、当時の担当者から聞き取りを行うなど、検証に必要な確認作業を行っている」と述べた。
さらに重岡氏は、佃前市長が特別顧問として、自分の事務所で市職員と日常的に会ったとされる経緯をただした。小野市長は「前市長は、助言や提言を行う特別顧問という立場にあったことから、職員が事務所を訪れることは業務上あり得ることであり、特に問題ないと考える」と答えた。