伊東版 2018年09月13日
■総経費10億円試算
伊東市の小野達也市長は、幼稚園と小・中学校へのエアコン設置について「目標として、来年夏は最低でも幼稚園と小学校低学年を整備していきたい」との見通しを述べた。市は8月末の定例記者会見で3~5年の間に段階的に取り付けていくとの考えを示していた。12日の市議会9月定例会決算大綱質疑で伊東新時代。への答弁。
市によると、幼稚園は遊戯室、預かり保育室、職員室へのエアコン設置を進めているが、保育室は26室が未設置という。小学校低学年(1、2年)の普通教室は35教室あり、いずれもエアコンは設置されていない。
小野市長は「今夏の猛暑は厳しいものだったと認識している。地域タウンミーティングでも市民の声を聴いている。記者会見での3~5年というのは最長でという考えで、幼稚園、小学校低学年(の設置)を先行させる」と述べた。設置経費として約10億円、ランニングコストとして電気代が年間約650万円必要と試算している。
伊東市の小・中学校のエアコン設置率は4・5%にとどまっている。パソコン室などの特別教室は320室中22室に設置しているが、普通教室は165室全てで設置されていない。