伊東版 2018年08月04日
伊東市八幡野地区で建設が計画されている大規模太陽光発電施設(メガソーラー)に反対する住民団体は3日、計画地入り口で、現場事務所の建設作業を進める東京の事業者への抗議行動を行った。
抗議したのは伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会(関川永子代表)のメンバー約20人。作業員が重機を使って現場事務所を組み立てる中、「メガソーラー建設反対」「セーブ・ザ・フォレスト、セーブ・ジ・オーシャン(森と海を守れ)」などと書かれたプラカードを掲げ、建設中止を訴えた。
関川代表は「着工の第一歩を迎えてしまい悔しい。住民軽視の姿勢が遺恨を残すと思う」と怒りをあらわにした。小野達也市長は「一方的に事業を進めていて遺憾に思う」と述べる一方、「(今回の作業は)着手行為には該当せず、指導は行えない」とコメントした。
事業者は「仮設事務所の許可関係は県熱海土木事務所に確認を取っている。来週も市役所の指導を仰ぎながら作業を進める」と述べている。
【写説】プラカードを掲げて事業者に抗議する反対住民たち=八幡野