伊東版 2018年07月04日
■知事の条件付き許可受け 「計画、同意しない」
伊東市八幡野で都内の事業者が進める大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設計画への林地開発許可について、川勝平太知事が条件付きで許可したことを受け、小野達也市長は3日、市役所で記者の質問に答え、川勝知事が14項目の条件を付けたことを重く受け止め、今後も業者側に市条例の順守を求める姿勢を強調した。
小野市長は、市条例などを順守する四つの行政指導と、10項目にわたる林地開発許可条件について「森林審議会の答申よりも一層厳しい条件となった。重いものと考える」と述べた。さらに、これまで通り今回の計画に条例を適用し同意しない考えを明らかにした。
その上で、業者が条例違反した場合は「指導」「勧告」「公表」といった処分も検討しながら、「(再生可能エネルギー特別措置法=FIT法=の権限のある)経済産業省に報告する」との考えを示した。
【写説】会見する小野市長=伊東市役所