伊東版 2018年04月10日
■ブランド力で意見交換
伊東市の小野達也市長は5年、10年先の市の中長期的な産業振興策の実現に向け、市幹部職員と伊東商工会議所、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合の3団体幹部を委員とする「伊東市官民戦略会議」を立ち上げた。第1回会議を9日、市役所で開き、伊東のブランド力について意見交換した。
委員からは温泉や自然環境の素晴らしさなど素材は多いとする意見があった一方、一つ特徴あるべきものをつくることが大事との声が聞かれた。市と県、美しい伊豆創造センターが同じ方向性ではない−などの意見もあった。
会議は3団体からの要望をきっかけに設置した。あいさつで小野市長は「2020年の東京五輪・パラリンピック後を見据え、さまざまな産業の持つ力を見直して中長期的な伊東市の産業振興を検討していきたい」、商議所の杉本正人会頭は「市内の経済振興のために重要かつ活発に意見交換のできる場。課題の解決、新しいことの推進をしていきたい」と話した。
市長と両副市長、市長戦略監、企画部長、観光経済部長、建設部長の市側6人、正副会頭と各部会長の商議所9人と、観光協会が正副会長、旅館組合が正副理事長の各2人の計19人で構成する。会議は年4回程度開催する。次回の7月は、伊東のブランド力についての集約、数値目標などについて話し合う予定。
【写説】官民戦略会議の第1回会議であいさつする小野市長(左)=伊東市役所