伊東版 2018年12月11日
■市長ヒアリング 市長「景気回復へ火付けるとき」
伊東市の来年度予算編成に向けた市長聴取(ヒアリング)が10日、市役所で始まった。初日は総務部、企画部などがヒアリングに臨んだ。各部課長が来年度の主要事業の内容や予算案などを説明し、小野達也市長らの質問に答えた。
総務部財政課は予算要求の状況や今後のスケジュールなどを説明した。来年度の歳入見込み額252億1千万円に対して予算要求総額は273億6千万円で、21億5千万円の隔たりがあるという。今後、副市長査定、市長査定などを行い、来年2月中旬の予算公表を目指す。
来年度予算編成の基本となる主な項目は▽市民が真に求める事務事業を厳選▽第4次総合計画を反映▽行政関与の必要性や民間委託の可能性、費用対効果などを総合的に検討した上で優先順位を判断▽補助金・負担金のゼロベースでの再検討▽経常的経費の節減−など。小野市長は「事業を行う観光課や産業課などには、積極的に提案してほしい。景気回復へとうまく火を付けるとき。税収を増加させ、それを着火点に大型事業につなげていきたい」などと語った。
市長ヒアリングは12日にも行う予定。
【写説】新年度予算編成に向け担当課長の説明を聞く小野市長(正面前列左から2人目)ら=伊東市役所