伊東版 2018年11月30日
■小野市長に要望
伊東市八幡野地区の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設計画に反対するダイバーや漁業関係者らでつくる「伊豆高原メガソーラーパーク発電所計画から海を守る会」(泉光幸代表)は29日、計画が市の規制条例に違反していることを明らかにした上で経済産業省に報告するよう、小野達也市長に要望した。
要望書では、再生可能エネルギー特別措置(FIT)法に基づく事業認定取り消しに向け、市が規制条例に基づいて勧告や公表の処分を行うよう求めた。市役所を訪れたダイバーや漁業者は「工事で泥が流れ込めば、海は死んでしまう」「住民の生命、財産を守ってほしい」などと口々に訴えた。
小野市長は「国には状況をきちんと報告しており、今後も協調していく。勧告、公表の時期は、そう遠くない。条例に基づいて、粛々と進める」と述べた。
【写説】小野市長(左)に要望を伝える泉代表(左から2人目)ら=市役所