伊東版 2018年10月26日
■同報無線難視聴解消も
伊東市は25日、分譲地自治会役員との懇談会を市役所で開いた。小野達也市長、若山克、佐野博之両副市長、各部の部長らが分譲地役員と意見交換した。八幡野で事業が進んでいる「大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の建設反対」や「同報無線の難視聴解消」といった要望が出された。
懇談会は、来年度予算に地域の声を反映させるのが目的で、毎年開いている。同日は市内全域の分譲地自治会役員13人が出席した。
浮山温泉郷団地管理組合の代表は、メガソーラー建設について市の姿勢を確認した。小野市長は「工事は中止されずに進んでいて、今後も条例違反として厳正に対処する」と答えた。
伊豆高原親和会など複数の組織からは、同報無線について難視聴解消のための設備改良を求める意見があった。市側は「今後2年ほどかけ、デジタル化や(改良型)スピーカーの設置を全地域で行う。しかし全て放送が明瞭に聞き取れるとは限らない。市メールマガジンへの登録なども検討してほしい」と呼び掛けた。
このほか「道路整備」「ごみ収集補助金の増額」「鳥獣被害対策強化」といった要望も上がった。
【写説】市との懇談会に臨んだ分譲地自治会役員ら=伊東市役所