伊東版 2017年07月15日
■一般838、学生は54句応募
伊東市俳句連盟(平綿春潮会長)は14日、桜木町のひぐらし会館で「第36回伊東温泉つつじ祭り俳句大会」(伊豆新聞本社など後援)を開いた。特別賞受賞者6人を表彰したほか、主選者の俳人大牧広さんの記念講演や当日俳句大会を催した。
大型連休の小室山公園つつじ祭りに合わせ作品を募集。一般の部に838句、学生の部に54句が寄せられた。
平綿会長はあいさつで「最近はネットで投句する人が増えてきた。宮城、長野、山梨などからも応募があった。(俳句にも)ネット時代を感じる」と述べた。
当日俳句大会には約200句の応募があった。大牧さん、平綿会長ら6人が選に当たった。大牧さんは、俳句を“詠むこつ”に関し講話した。
特別賞は次の通り。
市長賞 「ふる里に会ひたくなれば夏の伊豆」早川信之(横浜市)▽市議会議長賞 「花冷えの肩一考と組もうかな」関野星夜(伊豆の国市)▽教育長賞 「乗り継いで乗り継いで来て海は夏」大場弌子(磐田市)▽文化協会長賞 「裏庭の巣箱見守る日課かな」和田心月(横浜市)▽伊東観光協会長賞 「五師の句碑言霊となるつつじ山」佐藤住子(伊東市)▽伊豆新聞本社賞 「つつじ燃ゆ鉄分不足思い知る」衣川次郎(神奈川県海老名市)
【写説】小野市長から市長賞を受ける早川さん(右)=ひぐらし会館