伊東版 2017年06月13日
伊東市議会6月定例会は12日、開会した。会期は7月4日までの23日間。小野達也市長は所信表明で、市民と本音で語り合って意見を吸い上げ、市政に生かしていくために「未来ビジョン会議」「地域タウンミーティング」を設置し、ボトムアップ方式による市政運営を目指す、と述べた。所信表明に対する質問は、20、21の両日行われる。
小野市長はシニア世代が活躍できる社会参画の場の創設、市街地を含むエリアのにぎわい創出、JR伊東駅周辺の整備推進などにも意欲を示した。子育て支援を図るため、就学前の1年間の保育園・幼稚園の保育料を全額公費負担とすることや医療費の無料化を高校卒業まで拡充する、と述べた。移住促進プログラムの構築、市内企業に就職した場合の育英奨学金返済全額免除制度の創設に向けた検討などにも言及した。
初日は一般会計補正予算案など8件を上程し、市が説明した。重要施策を担う部長級ポストとして「市長戦略監」を創設することに伴う市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正案も追加上程した。
観光建設委員に犬飼このり氏、福祉文教委員に大川勝弘氏、議会運営委員に山口嘉昭氏を補欠選任した。
【写説】市議会6月定例会で所信表明を述べる小野市長=議場