伊東版 2017年05月30日
伊東市長選で初当選を果たした小野達也市長(54)が29日、職員らが見守る中を初登庁した。幹部職員への訓示や臨時政策会議、就任の記者会見に臨むなど、初日から精力的に動き回った。
午前9時半、赤色系のネクタイを締め、スーツ姿で庁舎に到着した小野市長は入り口で女性職員から花束を受け取り、整列した幹部職員らの拍手の中を歩いて執務室へと向かった。報道陣に“市長の椅子”に座った感想、意気込みを求められると「責任の重さを感じる。しっかりと市の状況を把握し、これまでの経験を生かして、なるべく早く課題を解決していきたい」と決意を語った。
係長級以上を対象にした訓示では「皆さんはともに伊東市のために力を尽くし、未来を切り開いていく力の源」と職員に語り掛け、「今までの政策を大きく転換させていく。既成概念を打ち破ってほしい。互いにものが言い合える雰囲気をつくってほしい」と呼び掛けた。
「市民が困った時、最後に頼るところが伊東市役所」とも述べ、常に市民と寄り添い、市民の力になる場であるよう促した。
【写説】初登庁で女性職員から花束を手渡される小野市長=市役所