伊東版 2017年12月14日
伊東市の来年度予算に向けた市長ヒアリングが13日、始まった。今年5月の市長選で初当選した小野達也市長にとって、初めての予算編成になる。ヒアリングを前に小野市長は「市民の期待に応え、希望の持てる予算を練り上げていきたい」と思いを語った。
同日は総務、健康福祉、企画、教育の各部がヒアリングに臨んだ。部課長が来年度の主要事業の内容や予算案などを説明し、市長らの質問に答えた。
総務部財政課は予算要求の状況や今後のスケジュールなどを説明した。来年度の歳入見込額241億8千万円に対して予算要求総額は267億6千万円で、25億8千万円の乖離(かいり)があるという。今後、副市長査定、市長査定などを行い、来年2月上旬の予算公表を目指す。
来年度予算編成の基本となる主な項目は▽市民が真に求める事業▽第4次総合計画を反映▽優先順位を判断▽補助金・負担金の再検討▽使用料・手数料の見直し▽経常的経費の節減―など。小野市長は「住民の声や若い人たちの意見を積極的に反映していきたい」と語った。
市長ヒアリングは14日まで。2日目は観光経済、上下水道、建設、市民の各部が対象となる。
【写説】新年度予算編成に向けて担当課長の説明を聞く小野市長(正面前列左から2人目)ら=伊東市役所