伊東版 2017年11月23日
■市長「前向きに検討中」 国と担当者レベルで協議
伊東市の大石勝・鎌田区長は22日、昨年6月末に閉所、7月に埼玉県所沢市の国立障害者リハビリテーションセンターと組織統合された国立重度障害者センター跡地(鎌田)を、市が取得するよう小野達也市長に要望した。小野市長は前向きに考える姿勢を示した。
跡地について、国(東海財務局静岡財務事務所)は市への払い下げの意向を示している。市は現在、担当者レベルでの協議を進めているが、取得金額など具体的な交渉には及んでいないという。
要望には大石区長ら4人が訪れた。大石区長は「いい場所にあり、購入をぜひ進めてほしい」と話し、要望書を手渡した。小野市長は「前向きに検討している」と答えた。
要望書には跡地について、JR伊東駅から車で10分程度と好立地なことや、5千坪(約1万6500平方メートル)を超える広さがあり、温泉が引かれていることから、活用方法も観光、スポーツ、医療、福祉各分野で幅広く検討することが可能―などと示している。
【写説】国立伊東重度障害者センター跡地の取得を求める要望書を小野市長に手渡す大石鎌田区長=伊東市役所