—伊東温泉競輪70周年のごあいさつ—
  • 伊東市長の小野達也でございます。
    本市の競輪事業は昭和25年9月16日に発足し、ここに70周年の歳月を重ねた次第であります。
    開設当初は厳しい世論の風当たりの中で、施設その他事業運営に幾多の困難があったと記録されています。
    また、平成3年度を売上のピークとしまして、売上減少が進む中、平成14年度から赤字経営となり、競輪場の存続が危ぶまれる事もありましたが、それらを克服しつつ、令和元年度におきましては、市財政に1億円を寄与するなど堅実な経営基盤を保つに至っていることは、ひとえに関係機関をはじめ、先人各位のたえざる努力のたまものであり、衷心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。
    競輪事業の市への繰出し額は今日まで250億円を超え、市財政の健全化と市民生活の向上に大きく寄与しておりますが、近年の収益金は、教育関係を中心に広く役立てられております。
    現在は、新型コロナウイルス感染症防止策を講じる中の開催となり、お客様にご理解とご協力をお願いすることになりますが、70周年を迎え、健全な大衆娯楽から新時代のエンターティメント競輪として、お客様サービスの強化を図るとともに、市政の発展のため、寄与してまいります。
    今後とも伊東温泉競輪をご愛顧いただきますよう、お願い申し上げます。

    令和2年9月16日 伊束市長 小野達也